大学生になるまでの間、子供たちの「行動」が圧倒的に足りないということである。親や学校から用意された勉強は確かに一生懸命してきたかもしれない。しかしこの勉強は自分で思い立って始めたものではなく、誰かにお膳立てされて始めたものであることが多い。だから勉強の計画を立てて(P)、実際に勉強してみて、その結果を検証し(C)、さらに効率よく学習していく(A)というサイクルを自分で回してきた学生は非常に少ない。でも自分から何か「行動」を起こせば、それは自分一人では解決しないから、必ず他人とか社会の存在を意識せざるを得ない。
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夜中に勉強していて「お腹が減った」とする。そこでお母さんがスッと夜食を持ってきてくれれば、何も行動する必要はないから、PDCAを回す必要がない。ところが、自分で何か食べ物を調達しなければならない。そうでないとお腹が減って我慢できないとなれば、自分で冷蔵庫を探して何かつくるか、コンビニに買いに行くとか、何か行動をしなければならない。コンビニに行ってみれば、その店舗は二十四時間営業ではなかったというようなことがあるかもしれない。何か行動をすれば、そこには必ず何か新しい発見があり、それが知識となり、経験となる。それを自分でチェックし、より精度の高いものにし続けていくプロセスが大切なのである。